応急救護講習を受けました

福生消防署のご協力を受け、AEDの扱い方や心臓マッサージの方法の実技訓練をしました。
隊員の方々の体験談を聞き、実際に人形を使って体験することで、教科書では学ぶことの出来ない貴重な時間となりました。

消防車

意識確認・応援要請をする

意識を確認する際に、「分かりますか?」等の呼びかけと共に肩を叩きます。これは、呼びかけだけでは耳の聞こえ難い方もいるためです。
心臓マッサージは重労働になります。なるべく多くの人に応援を呼びかけ救護に当たるようにし、その際に「誰か119番をお願いします」ではなく、「あなた。119番を」「あなた。AEDを持って来てください」などと、役割を明確にすることが大切とのことです。

心臓マッサージをし続ける

隊員の方のお話では、家族の方が救急隊員がかけつけるまで30分間心臓マッサージをし続けたことで一命をとりとめ、元気になられたというケースもあったとのことです。
ここで大切なことは、とにかく心臓マッサージをし続けるということです。救急車が到着したり、救急隊員の姿を見ることで安心してしまい、そこで心臓マッサージを止めてしまう方が圧倒的に多いとのことです。隊員から声がかかるまで心臓マッサージはし続けて欲しいとのお話でした。

AEDは何をしてくれる道具?

「AEDは心臓を動かす魔法の道具ではない」という隊員の方の言葉が印象的でした。電気ショックが必要かどうかはAEDの機械が判断してくれますが、AEDが「電気ショックは必要ない」と判断しても、電極パッドは外さないでください。
これは、AEDが心臓を動かすための道具ではなく、「心臓の動きを整えるための道具」だからです。
AEDが電気ショックが必要ないと判断するケースは「心臓が正しく動いている」もしくは「心臓が止まっている」場合の2つで、AEDは2分に一度、心電図の解析を行っており、心臓マッサージをすることで心臓が動き出し、「電気ショックが必要」と判断し直すことがあるためです。